ドイツの鉄道でワイヤレスランを使う2006

ドイツでワイヤレスランの使える主要20駅 2006年1月現在

について、一昨日(2006年01月07日)、ちょこっと書いたんだけど、
なーんだ。

やっぱりというかなんというか、
ただで使えるのは、一部の走行中車両に
限られていたのだった。

ワイヤレスラン提供を無料で試験中なのは、ICE3という、
ドルトムントからケルンやフランクフルトを経由して
ミュンヘンへ向かう新幹線的な電車のうち、
ケルンからデュッセルドルフ-エッセン-ドルトムントの間
117Kmだけなのだそうだ。(もちろん、往復)
まぁ、そんなものか。

でもって、これが、高い。

ドイツテレコム関係のT-mobile(携帯電話を提供)が広げているネットを使い
UMTSを介してワイヤレスランを使えるようにしているから、
高くなるのは当たり前。

携帯電話でネットしてるのと同じだもん。

何で、そうするかなぁ、ドイツ鉄道。

そこらの小さなコーヒー屋すら、
自分ところに引いているネットをサービスで開放できるのに
なぜに鉄道のような大きな企業で同様のコンセプトが実行できないのだろう。

ちなみに、それでもワイヤレスランを使いたいという人、
使える駅は以下のとおり。

Augsburg Hbf アウグスブルク
Berlin Ostbahnhof ベルリン東
Bohum Hbf ボーフム、
Duisburg Hbf デューイスブルク、
Dortmund Hbf ドルトムント、
D?sseldorf Flughafen デュッセルドルフ空港
Dusseldorf Hbfデュッセルドルフ
Essen Hbf エッセン
Frankfurt am Main Hbf フランクフルト.アム.マイン
Frankfurt am Main Flughafen フランクフルト・アム・マイン・空港
Hamburg Hbf ハンブルク
hannover Hbf ハノーファー
Hannover Messe / Laatzen ハノーファー・メッセ・ラーツェン
K?ln Deutz ケルン・ドイツ
K?ln Hbf ケルン
Mannheim Hbf.マンハイム
M?nchen Hbf ミュンヘン
N?rnberg Hbf ニュルンベルク、
Stuttgart Hbf シュトゥットガルト
W?rzburg Hbf ヴュルツブルク

そのほか、駅のラウンジで使えるようになっているのは、
Berlin Zoo ベルリン・ツォー
lepzig Hbf ライプツィッヒ
Bremen Hbf ブレーメン。


Hbfというのは主要駅・中央駅という意味です。
これは、ひとつの都市にはたいてい、いくつも駅があるからです。
で、日本語で、ただ単に「・・・」(たとえばケルン)と書いてある場合は
ケルン中央駅のことを言っていると解釈してください。

お金払ってでも使いたい!という人は、
それまで顧客でないとしても、
その場で申し込める。
クレジットで払う方法と、T-payという方法で払うがあるようだ。


月ぎめだと、一月180分までが約10ユーロ。
600分までが25ユーロ。
100時間分は90ユーロ。

月ぎめの価格は一番得だが、
T-モバイルの顧客でないと使えない。
一番得といったって、高いな。

基本料金を払わないのもあって、
こちらはたとえば、
15分2ユーロ、もしくは1分12/16セント(何の顧客かによって代わる)。
ただし、T-Onlineか、T-Mobileの顧客である必要がある。

つまり、テレコムの提供するネットサービスか、
携帯電話サービスの利用者であることが前提。

さらに、顧客になるのはごめんだが、使いたい。
という人向けには、「Hot spot pass」というのがあって、
クレジットカードなどで支払いができる。
こちらも15分2ユーロから。
1時間8ユーロ、3時間14ユーロ、24時間18ユーロ。
旅人には、これが一番ですな。

しかし、なんといっても、たっかーい。

と思うのは、私だけだろうか。

街中のカフェに行けば、
お茶が飲めて、ただでサーフィンができるのに。
(町にも寄るが)
駅を使う(鉄道料金を払う)分だけ、ただというわけにはいかないのかしら。

ただでさえ、鉄道料金高いのに。
テレコムとの提携、
やめたらどうだろう。


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